今日はPNGのNGOのcallan serviceという団体の訪問活動に参加した。
最初に行ったのはHanganという地域に住んでる右片マヒの人。発症から1年くらいで60歳男性。
Bukaから車で20分くらい。男性の家に到着。
発症してから1月くらい入院して、帰りたくなったから退院。
ロフスト使用で平地50mくらいは独歩可だったらしい。
T隊員によると退院時にBRSでⅡ-Ⅱ-Ⅲくらい。
高床式の下の部分にベッドを置いて、そこで寝てた。
T隊員の後ろに座ってるのが患者さん。
一応、平行棒を作って、家でリハビリ続けるってことだったらしいけど、退院して使ったのは2回だけらしい。
ほとんど寝てるだけの様子。
ベッドから立ってもらった。
天井の梁をつかんで、左下肢だけで無理やり立つ感じ。
歩行は右踵が床に着かず、振り出しさえ困難で、とても実用的でない。
完全に廃用だ。精神的にも機能的にも落ちてる。
継続するリハビリの重要性を感じた。
スーパーテクニックをもつ俺の介入により、一応、立ち上がりには改善がみられたが、継続するとは思えなかった。家族と本人のリハビリに対する理解と意欲が不足(不足なのか違いなのか難しい)していて、寝たきりにさせてしまうと思う。
バイクが手に入ったら月に一回くらいは訪問したいと思う。
次はソハノ島の子ども。
詳細不明だけど、おそらく生後間もない時のマラリアによる脳炎か?
CallanのスタッフとT隊員とお母さん。
小児の経験はないので、教科書の知識を思い出しながら対応した。
T隊員のエクセレントテクニックにより介入していく。
床下に手すりを設置してつかまり立ちと歩行の練習をしている(したい?)らしい。
しかし、身体機能より高次脳機能の障害の方が問題としては大きそうで、どのように介入してよいのかいまだに悩み中。
2歳半だけど、いきなり俺らみたいな外人見てもまったく泣かないし、ほとんど笑わない。身体能力的にはつかまり立ち、よつばい、ハイハイ、座位保持は可能だけど、興味が向かないと座位保持もできなく簡単に転倒してしまう。
今日はその2件の訪問で夕方になってしまった。
帰りにもう一ネタ。
ソハノからのボートでBukaに帰る途中、突然のエンジンストップ!海の真ん中で漂うボート。通りがかりのボートを呼んで、海上での乗り換え。
救援のボート登場!
海上での乗り換え。押さえてないと離れてく。
取り残された最初に乗ったボートの兄ちゃん。この後どうしたのだろうか。
帰宅ラッシュ時のボート乗り場。
今日はBukaに来て初めて患者さんをみた。
片マヒの患者さん以外はほとんどみたことがない。勉強しなきゃ、と思います。
また、日本ではリハビリの中で重要な位置にある、環境整備や社会資源の利用などがほぼ無理なPNG.
地面はフラットのところの方が珍しく、日本では杖と装具で屋外歩行くらいできそうなレベルの人でも杖も装具もなく、デコボコの地面ではどうにもならない。
日本でなら、って考えがまだ抜けないけど、なかなかやりがいがある仕事だ。
体重は相変わらず。
まあ、今年中に86‐7キロくらいになればいいかと思う。
こっちには自転車あるけど、病院は徒歩15分くらいだし、いらないかな。
4月の末にバイク講習があって、そのあとに船でBukaまで送られてくる。
5月末に乗れるようになるかな。
車種はCT110。いわゆるハンタターカブ。
バイクの貸与は日本にいるときからの楽しみ。
パンクさせないように気をつけるさー。
私も首都から任地へ移動する時にボートが故障しました…。海の上って…不安になりますよね。笑!!
返信削除環境が変わった場所で自分の職種を色んな角度から見ると、本当におもしろいですよね♪
私も沢山の壁にぶつかりながら頑張ってみまーす☆
バイク楽しみだね。気をつけて乗ってね。春花も大きな新しい自転車がほしいな。
返信削除始まりましたね。言葉は通じますか?今は先輩と一緒だけど、一人になったら、もっと大変でしょうね。患者さんに信頼されることが効果を上げることになると思います。我家伝来の”コミュニケーション力”を駆使して、勤めを遂行せよ。期待している。Beppin
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