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2010/03/12

遺骨収集

3日前にT隊員を送りに空港まで行ったときに、日本人らしき人たちがやってきた。

一昨日、病院からの帰りに日本人らしき人が歩いてたので声をかけてみた。

やはり日本人だった。

戦争で亡くなった方々の遺骨を収集に来たそうだ。

厚労省の方3人とご遺族の方2人。

遺骨があるという情報が確認取れたら年に1回くらいこの辺に来てるそうだ。

そういえば、T隊員からの引き継ぎで遺骨収集に協力してくれっていうポスターみたいなのがあったのを思い出した。

その夜は家の近くのKuriというこの辺では最高のホテルに泊ってるということで夕食をご一緒させていただいた。

ここのホテルは近くなんでたまに飯を食いに来るが高い。ディナー35キナ。1300円くらい。缶ビール200円くらい。

一泊は1万円チョイ。

さて、そんな高級ホテルの部屋を初めて見せてもらった。

P1020485

4畳半くらいでトイレ、シャワーは隣の部屋と共用。

P1020487

おれん家よりかはちょっときれいな感じ。

エアコンとシャワーの水圧があったのはうらやましい。

うちは扇風機とシャワーはどうやってもチョロチョロだ。

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遺骨収集団の方2人とY隊員。

この二人は遺族の方ではなく厚労省の方々。

この翌日、Trukinaというところまでボートで行ったそうな。

無事に着いてるでしょうか。

そんで、偶然にもその日の午後、リハ室にいたらある病院職員がやってきた。

ブッシュで拾ったものに日本語らしきものが書いてあるから見てくれって。

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長さ30cm弱、重さ4,5キロくらいの鉛の塊みたいな感じ。

右から「日本減摩合金 工(耳井≒耳へんに井)」と書いてある。

P1020482

右から書いてあるから戦時中のものだろうってことだけど、こんなものがまだ、あちこちに落ちてるんだろね。

遺骨の収集は持って帰るのに現地の人たちとの交渉が大変そうだった。

保管料だとか、なんたらかんたらと経費がかかり、そこのエリアになんか日本で建ててくれとか機械入れてくれとか、ここぞとばかりに要求があったみたい。

交渉してた厚労省の人はしんどそうだった。

ご苦労様です。

日本ではすっかり過去のものというか現実味のない戦争がここで感じられるのはいいことなのかどうかは分からんけど、やっぱり、戦争ってあったんだなあと実感しました。

りゅ

3 件のコメント:

  1. 工機だよねぇ、たぶん。

    南国の島って、どこもそんな記憶があるはずだもんね。
    だけど、みんなガメツイネ

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  2. >日本減摩合金
    ググってみた
    http://www.genma.co.jp/index.html

    社名が変わってて気づかなかったけどウチの会社でもここの製品使った事あるゎ…

    まさに鉛じゃね!?武器を作るための材料だったのかな…

    被爆二世の俺としては…ね。

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  3. Tajimaです。

    無事日本に帰還し、御遺骨を戦没者御苑に
    奉納いたしました。

    メールアドレスは
    urban_hero_limit@yahoo.co.jp
    です。

    連絡よろしくです!

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